相模原市、持続的な農業を目指す/10年後見据え計画策定


 相模原市はこのほど、「さがみはら都市農業振興ビジョン2025」を策定した。津久井地域にリニア中央新幹線の関連施設が建設される10年後を見据え、「持続可能な都市農業の創造」と「魅力ある新たな農業の振興」への方向性を定めた。

 同ビジョンは、2016年度から25年度までの10年間の産業振興の方向性を示すもの。「持続可能な力強い農業の確立」と「市民・地域に貢献できる農業の推進」の2本を基本方針とした。

 「農地有効活用」や「都市農業活性化」など、4つの重点プロジェクトを設定した。従来から取り組んでいる施策を拡充するほか、新たに「新規就農者の定着促進」や「農業の6次産業化支援」などの事業化を検討する。

 特に「担い手育成」では、青年就農給付金を活用しながら、増加傾向にある新規就農者の定着を促す。併せて農業への法人参入も促進し、地域の雇用創出も目指す。
(2016年5月10日号掲載)

…続きはご購読の上、紙面でどうぞ。