牧山商事、自社開発の保温材をNIPPOが全面採用/2000台のトラックに採用


 牧山商事(相模原市南区松が枝町)が自社開発したトラックの荷台保温シートを、道路舗装大手のNIPPO(東京都中央区)が全面採用した。全国の事業所に先駆けてNIPPO大和合材工場(大和市下鶴間)が全車両に導入した。今後は同社の全国約150事業所、2000台のトラックに順次採用される。

 牧山商事が開発したのは「保温レンジャー・サイドプロテクト」。道路舗装でアスファルトを運ぶトラックに使用、荷台側面の熱を保護するもの。10㌧車用と4㌧車用の2種類ある。

 シートに特殊な繊維を編み込み、高い保温性を実現した。牧山商事の実証実験では、180度Cのアスファルトを20㌔㍍圏内で輸送した際、従来品のシートと比べて5度Cほど高い保温効果があったという。

 同社によると、高い温度でアスファルトを現場に運べば、舗装用に加工する際の燃料を抑えられるという。

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