小田急多摩線延伸を明示、鉄道整備 答申まとまる/国交省


 国土交通省の交通政策審議会鉄道小委員会は7日、東京圏の鉄道網2030年頃の将来像を示した答申案をまとめた。答申は00年以来、16年ぶり。小田急多摩線の延伸など24事業が「意義のあるプロジェクト」と位置づけられた。「費用負担などについて検討に期待」とあり、構想の実現までの課題を指摘した。   (芹澤 康成/2016年4月20日号掲載)

 今回の答申案では、前回までの「A1(開業が適当)」「A2(整備着手が適当)」「B(今後検討)」の格付けを廃止。輸送需要見通しや費用便益比などを踏まえ、事業化の意義と課題を整理した。

 小田急多摩線は、唐木田駅(東京都多摩市)から相模原を経由し、上溝まで延伸することが明示された。前回の答申ではB路線として位置づけられ、具体的な区間は示されていなかった。延伸の実現に向けて大きな一歩となった。

 一方で、収支採算性や関係自治体の強調などが課題として指摘された。特に、採算性の確保については、沿線開発などを着実に進め、費用負担の所在について十分な検討を求めた。

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