八王子バイパス、無料で交通量が転換/開放前に比べ最大4割増


無料化前の御殿山料金所

無料化前の御殿山料金所

 国土交通省相武国道事務所(東京都八王子市)はこのほど、八王子バイパスの交通量が無料開放前に比べて、13~42%増加したと発表した。

 相模原・横浜と八王子を結ぶ路線の選択肢が増えたことで、並行道路における交通量が転換したためと見ている。

 国道16号の鑓水北交差点付近(同市鑓水)では、1日あたり約2万8千台だった交通量が、約6千台(約21%)減少した。町田街道(都道八王子町田線)でも、4~10%の減少が見られた。

 バイパスは国が整備し、ネクスコ中日本八王子支社(東京都八王子市)が運営してきた。建設費282億円の償還が完了したため、昨年10月末から通行料を無料化した。

 無料開放に伴い、維持管理は、ネクスコ中日本から相武国道事務所に引き継がれた。料金の授受に必要な人件費など、管理費を投じてきたが、無料開放後は照明灯の電気代などがかかっているだけという。
(2016年4月10日号掲載)

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