ベネクス、綿混ぜた新繊維開発/軽さや肌触りで新分野へ


新製品と中村社長(中央)

新製品と中村社長(中央)

 疲労回復ウェアを製造する「ベネクス」(厚木市旭町)は、微弱な電磁波を出す鉱物を練り込んだ特殊な繊維素材「PHTスーピマコットン」を開発した。

 立ち上げたのは、寝具系の「スリープ」とラグジュアリー系の「コンフォート」の2シリーズ。生地の風合いや肌触りのよさを追求し、製品を展開するという。

 新素材は、従来の特殊繊維「PHT」(100%ポリエステル)に綿を50%配合したもの。従来品に比べて20%軽く、柔らかい触り心地の生地作りを可能とした。

 両シリーズ合計の販売目標は年間1万着。3月9日から三越伊勢丹の「イセタンハウス」(名古屋駅前)で、先行販売を始めた。今秋をめどに、公式ホームページや全国の百貨店で販売する。

 中村太一社長は、新シリーズのコンセプトについて「何もせず休養したと思い込む日々から、ただ着るだけで積極的な休養をとれる日々に変わる」と説明した。 
(2016年4月1日号掲載)

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