相模原市の16年度予算案、一般会計 最大規模に/市税収入は2年ぶり増


 相模原市は2月22日、2016度当初予算案を提出した。一般会計は前年度当初比0・9%増の2577億円で、当初予算として過去最大規模となった。

 歳入の市税収入は、同2・3%増の1140億円で、2年ぶりの増収となった。個人市民税が442億円(同0・9%増)、法人市民税が約75億円(同4・1%増)、固定資産税は家屋の新築などで約447億円(同3・3%)と、それぞれ増収となる見込み。

 市債は、大規模な公共事業が減少したため、同31・2%減少し約159億円となった。市債残高が減少したのは、政令市移行後初めて。

 歳出は、人件費が職員の給与改定などで1・8%増の約456億円となった。子ども・子育て支援新制度関連事業や障害児者介護給付費などで、扶助費が6・3%増の約798億円を充てた。

 一方、公共施設整備などを行う投資的経費は、同33・3%減の約118億円となった。市営南台団地の建設や、圏央道相模原インターチェンジ周辺道路の整備が完了したことによる。主な事業は、スポーツ・レクリエーションゾーン整備(3153万円)、横山公園多目的フィールド(仮称)の整備(2億7447万円)、旧南清掃工場跡地整備(5億1528万円)。麻溝台・新磯野土地区画整備には8億5619万円を投じ、第一整備地区の実施設計や整地、下水道工事をなどに着手する。
(2016年3月1日号掲載)

…続きはご購読の上、紙面でどうぞ。