オプトデザイン、液晶向け拡散板開発


同社開発の拡散板を手にする佐藤社長

同社開発の拡散板を手にする佐藤社長



オプトデザイン(相模原市緑区西橋本)は、液晶テレビのバックライトに使用する発光ダイオード(LED)の数を大幅に減らせる拡散板を開発した。特殊形状に加工された薄板をLEDにかざすことで、1個のLEDから出る光の範囲が広がる。これにより、輝度を維持しながら、搭載するLEDの数が減らせるようになるという。同社では、液晶テレビの生産コストが大幅に低減できる画期的な技術として、電機メーカーに採用を呼び掛けていく。

開発した拡散板は樹脂製で、厚さわずか1㍉㍍。

板の形状や光を通す穴の配列などにノウハウが詰まっているという。

同社によると、新技術を用いることで、バックライト光源であるLEDの個数が従来比20分の1程度になるという。

新技術は、どの大きさの液晶テレビにも適用できるとしているが、なかでもLEDの個数を数多く搭載する大型テレビに向くという。使用点数が少なくなるので、生産コストが減らせるほか、省エネにもつながる。

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