日ハム宝幸、大和に新チーズ工場/86億円投じ多種生産


年間約1万トン生産できる「ロルフ大和プラント」

年間約1万トン生産できる「ロルフ大和プラント」

 日本ハムとグループ会社の宝幸(東京都品川区)はこのほど、約86億円を投じたチーズ製造の新工場「ロルフ大和プラント」(大和市上和田)が完成したと発表した。多種チーズの生産体制を維持し、品質のさらなる向上を狙う。 

 新工場は最新鋭の生産機器を導入。旧大和工場の隣接地約1万6千平方メートルに、鉄骨造り4階建ての延床1万7千平方メートルの新工場を建設。従業員約160人の就業を見込む。

 生産能力は旧工場の1・5倍で、年間約1万トンを製造できる。伸長する「のびるチーズ」の需要に対応した設備が主な特徴。ナチュラルやプロセスなど各種チーズのほか、チーズを充填した商品も製造する。

 「ロルフ」は北欧デンマークのチーズ専門ブランド。J・ハンセン社と日本ハムが技術提携を交わし、1964年7月から国内生産を開始した。
(2016年1月20日号掲載

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