相模原市議選南区、最高裁に上告/小林氏「承服できない判決」


 昨年4月の相模原市議選南区で最下位当選したが、県選挙管理委員会の追認で当選無効とされ、取り消し請求を東京高裁に棄却された小林丈人氏(44)が15日、最高裁に上告。「到底、承服できない判決」と話した。

 奥田正昭裁判長は「投票保存箱の中に票を紛れ込ませるのは至難」と指摘した。問題の票について「姓が一致しており、誤字か脱字と理解できる」とし、有効票と認めた。

 小林氏は「だれも見ていないと証言した疑わしい票を有効票と認めた判決だ。憲法31条で保証された裁判の適正手続きに反する」と話した。

 小林氏は、判決から50日以内に理由書を提出する。年度内に初公判となる見込み。
 当選の効力に関する訴訟は高裁が一審。上告が棄却された場合、大槻和弘氏(60)が当選する。  (2016年1月1日号掲載)

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