相模原市議、有志が手話サークル/党や会派を超えて結成


手話の手ほどきを受けた勉強会

手話の手ほどきを受けた勉強会

 相模原市議会議員の有志による「手話サークル」が発足し、10月に第1回の手話勉強会が相模原市役所(同市中央区中央)で開かれた。同市議会局によると、党や会派を超えて市議が自主的にサークルを発足するのは初めてという。

 同サークルは、来年4月1日に県手話言語条例が施行されることを背景に、市議が率先して聴覚障害の理解を深めることがねらい。発起人は、大沢洋子氏(民主・市民)、寺田弘子氏(自民)、後田博美氏(公明)、長谷川くみ子氏(颯爽)、桜井はるな氏(民主・市民)、竹腰早苗氏(共産)の6人。

 当日の勉強会では、約20人の市議が参加。同市手話指導講師団の福崎充子さんと木村古津恵さんを講師に、自分の名前や自己紹介など基本的な手話を約1時間学んだ。

 今後は月1回の勉強会を開き、福祉の講話や点字講習なども実施する予定。同サークル会長を務める大沢洋子氏は「まずは関心を持つこと。細く長く楽しみながら活動を広げていきたい」と話していた。
(野村 和正/2015年12月1日号掲載)

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